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新しい切り口 上田秀人

やはり、上田秀人は面白い。
奥右筆秘帳シリーズ以外にも闕所物奉行 裏帳合 シリーズ 、勘定吟味役異聞シリーズ、織江緋之介見参シリーズ等々凄い勢いで書いている。



どのシリーズでも共通しているのは主人公が凄腕の剣士で、無名の実力派道場に通っており、常に刺客に狙われること。
そのつど、道場主に相談をし「剣は戦乱が終わり太平の世に無用になったが人殺しの技であり、どんな相手と対決しても必ず生き残るための劍でなけれならない!負けると思えば逃げろ!」と綺麗事ではない現実を諭される。そして師の教えどうり益々剣に磨きをかける。刺客には鉄砲、剣客、甲賀、伊賀の忍者まで出動する。
舞台は江戸、徳川幕藩体制が始まってから数十年以降、特殊な形態である幕府の政治、経済機構が綻びを見せ始めた時代。作者は大きな時代考証を分り易く丁寧に、幕府の行政や裏事情について語る。そして歴史の細部を勝手に歪め、時代の辻褄を合わせて物語をとんでもない方向に持っていく。直ぐに将軍を殺したがる。まさに自由自在、確かに面白い話になっていく。
戦乱が終わり、太平の世は武士から収入増(地行の確保)の手段を奪い、幕府も武士も収入が逼迫する。また、商人資本の成長や農村への商品経済の浸透が益々、武家の収入不足を招き、年貢や運上だけでは立ちゆかず常に借金を重ねる生活に陥る。そういった背景の中、金と権力が利権の拡大、波乱が渦巻く江戸の闇が生まれる。
この時代に生きた施政者、将軍、幕閣、各種権益役人、幕府とかかわる商人達の各たち位置での欲望と権謀術策そして悩み、権力失墜への不安、恐れ、裏読みと腹芸が盛りだくさんに話が展開する。
藤沢周平や池波正太郎とは一味違った切り口である。


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